ホワイトニングをしたいけれど忙しくて歯科医院に通えないと諦めている方はいませんか?
実は歯科医院だけではなく、自宅でもホワイトニングをすることができます。
自宅で行うホワイトニングは歯科医院で行うホワイトニングに比べて安価なので、あまりお金をかけたくないという方にもオススメです。
今回は、自宅でできるホワイトニング方法を5つご紹介します。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとはマウスピースを使用した自宅で行うホワイトニング方法です。
歯科医院で自分専用のマウスピースを製作してもらい、ホームホワイトニング専用の薬剤と共に自宅に持ち帰ります。
マウスピースに薬剤を注入して一日一回30分から数時間装着します。
これを2~4週間程度継続すると薬剤が徐々に浸透していきホワイトニング効果を得ることができるのです。
ホームホワイトニングは時間をかけて白くしていくので、白さの持続性に優れています。
ホームホワイトニングの注意点
ホームホワイトニングをした直後は、薬剤のちからによってペクリル(エナメル質を守る薄い膜)が一時的に失われ着色を起こしやすい状態になります。
そのため、着色しやすい飲食物や喫煙は控えるようにしましょう。
ホームホワイトニングは過酸化水素や過酸化尿素と呼ばれる漂白成分で歯を白くしていきますが、詰め物や被せ物(セラミック、プラスチック、金属)、神経が無い歯には効果がありません。
これらの漂白成分は基本的には身体に害はありませんが、万が一のことを考え妊娠中の方、授乳中の方は控えた方が良いでしょう。
また、過酸化水素や過酸化尿素は強い薬剤のため人によっては知覚過敏になってしまう可能性があります。
心配な場合は、知覚過敏を抑制するジェルなどを販売している歯科医院もあるので併せて使用すると良いでしょう。
ホームホワイトニングの費用
歯科医院によって異なりますが、マウスピースと薬剤で15,000~30,000円程度となっています。
また、薬剤を追加する場合は、1本約3,000円程度から購入できます。
ホワイトニング歯磨き粉
ホワイトニング歯磨き粉とは、着色汚れを落とすことに特化している歯磨き粉のことです。
着色汚れを削って落とす研磨剤が使用されているものと研磨剤不使用のものがあります。
研磨剤不使用のホワイトニング歯磨き粉には、着色汚れを浮かせて落とす成分が配合されています。
下記は汚れを浮かせて落とす主な成分です。
- ポリリン酸ナトリウム
- ピロリン酸ナトリウム
- ポリアスパラギン酸
ホワイトニング歯磨き粉の注意点
研磨剤は歯の着色汚れを落とすことに効果的ですが、粒子が大きいほど歯を削る力も大きくなるので歯の表面のエナメル質を傷つけてしまう恐れがあります。
エナメル質が傷つくと知覚過敏になる可能性があるため、研磨剤不使用のものを選ぶと良いでしょう。
また、ホワイトニング歯磨き粉には漂白成分が配合されていないので元の歯以上に白くすることはできません。
ホワイトニング歯磨き粉の費用
スーパーやドラッグストアなどで300円程から販売されています。
ホワイトニングテープ
ホワイトニングテープとは歯に貼って使用するテープのことで、ホームホワイトニングにも使用される過酸化水素を含んでいるため歯が白くなることに期待できます。
ホワイトニングテープは一日一回、30分前後を目安に歯に貼ります。
一度や数回の使用では効果が表れないため毎日行う必要があります。
個人差はありますが、大体2週間ほど続けることで白さを実感し始めるでしょう。
また、ホワイトニングテープの購入方法は、日本では過酸化水素を使用する商品の販売が未だに認められていないため、海外からの個人輸入という形になります。
ホワイトニングテープの注意点
ホワイトニングテープに含まれる過酸化水素は強い薬剤のため、痛みを感じる場合があります。
欧米人に比べ日本人は歯の神経が太く、歯の厚みは薄いため神経まで薬剤が届き知覚過敏になる恐れがあります。
また、詰め物や被せ物、神経がない歯は白くできません。
テープを密着させないと漂白される部分がまだらになってしまうので、紙面に付着している水分を拭き取り空気が入らないようにしましょう。
ホワイトニングテープの費用
通販などで購入する場合は、3,000円程からとなります。
ホワイトニングペン
ホワイトニングペンとは、ペン先から出るジェルを歯に塗るホワイトニング方法です。
ジェルには、主に重曹や亜塩素酸ナトリウムが配合されており歯の表面の汚れを浮かせて落とす効果があります。
ホワイトニングペンの注意点
ジェルに含まれている亜塩素酸ナトリウムは、毒物および劇物取締法で劇物に指定されている成分なので、含有量によっては身体に害を及ぼす危険性があります。
ホワイトニングペンへの含有量は少ないため特に害はありませんが、漂白効果はそれほど期待できません。
ホワイトニングペンの費用
ドラッグストアなどで1,000円程から販売されています。
歯の消しゴム
歯の消しゴムとは研磨剤が配合されている特殊なシリコンやゴムのことで、歯の表面を擦って使用します。
最近では、歯ブラシに歯の消しゴムが付いているものも販売されています。
歯の消しゴムの注意点
歯の消しゴムには研磨剤が配合されているため、何度も使用したり強く擦ったりすると歯を傷つけてしまう恐れがあります。
また、歯全体を白くするのではなく、一部の歯の汚れを擦るのに良いでしょう。
歯の消しゴムの費用
ドラッグストアなどで数百円からと安価で購入することができます。
また、最近では100円均一などでも販売されています。
まとめ
自宅でできるホワイトニングはたくさんの種類があります。
その中でもホワイトニング効果が高いものは、ホームホワイトニングやホワイトニングテープのように漂白効果がある薬剤を使用しているものです。
漂白効果がない成分を使用しているものに関しては、あくまで歯の着色汚れを落とし元の歯の白さにすることが目的となります。
元の歯以上の白さを求める場合は、ホームホワイトニングやホワイトニングテープをおすすめします。