育毛シャンプーって実は育毛・発毛効果はないんです！
いつの時代も薄毛でお悩みの方はいらっしゃいますが、薄毛対策の一環として育毛シャンプーの使用をご検討の方や、既に使用していらっしゃる方もいることでしょう。
しかし、少し勘違いされている方がいます。
育毛シャンプーが薄毛対策になると考えている点です。
育毛は、現在生えている髪の毛を健康な状態に育てる効果はありますが、発毛したり薄毛が治るということはありません。
髪の毛が健康な状態とは、頭皮環境が整っていて、頭皮の血流が良い状態のことを指します。
髪の毛を洗いすぎて頭皮を刺激しすぎたり、不規則な生活習慣が原因で頭皮にトラブルが起き、頭皮が乾燥しかゆみやフケが出たりします。
これらのトラブルを防止することが、育毛シャンプーで期待されている効果です。
育毛シャンプーで、健やかな髪が育つ土壌＝頭皮環境を整える。
その結果として、薄毛や抜け毛の予防につながるというわけです。
本当に効果がある育毛シャンプーの選び方は？
通常のシャンプーと育毛シャンプーとの大きな違いは、洗浄力の強弱。
育毛シャンプーは洗浄力が弱く、通常のシャンプーは洗浄力が強いという認識で良いでしょう。
頭皮の乾燥や油分の不足など頭皮環境が悪くなってしまうと、髪の毛の成長を阻害してしまい、薄毛や抜け毛に繋がってしまいます。
この頭皮の乾燥や油分の不足を招く原因の1つが、洗浄力の強いシャンプーを使うことです。
洗浄力の強いシャンプーは市販で安価であることが多く、高級アルコール系シャンプーと呼ばれるシャンプーは洗浄力の強いシャンプーに位置付けられます。
特に、ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Naとこの２つのどちらかの洗浄成分が配合されているものは、頭皮の必要な油分までも落としてしまうため、育毛シャンプーとして使うことはおすすめできません。
ということは、洗浄力が弱く頭皮環境に優しい育毛シャンプーを使用することが薄毛・抜け毛予防に繋がるということになります。
しかし逆に、石鹸系のシャンプーは洗浄力が弱すぎるため、汚れが落ちきらずフケやかゆみの原因になることもあります。
頭皮に優しく負担をかけず、かつ汚れはしっかり落としきるためには、育毛シャンプーのはアミノ酸系・ベタイン系の界面活性剤を使用した育毛シャンプーを選ぶといいでしょう。
アミノ酸系やベタイン系界面活性剤は、刺激が少なく、頭皮や髪に必要な油分は残しながら汚れも落とせる洗浄成分です。
特に、コカミドプロピルベタイン、ココアンホ、ココイル、ラウロイルという成分がシャンプー内に配合されているものをチョイスするとよいでしょう。
